凡人店長の手腕…blog

天才ではない、愚者の自分が経験をつらづら書いてます。

着任後5万人集客した! 凡人店長の手腕 第5回

ランチ獲得問題・・

またまた上司が変わったわけで・・店長になって4年目くらいですかね。

店長の仕事も慣れてきて比較的、店も安定して来たのですが・・この上司が数字分析に極めて優秀な方で管理が凄かった・・まあ今となっては普通だったのだが・・

 

仕事(数字)を管理するやり方を学んでいく訳ですが、まあ報告が多かった。

昼売上やらランチ報告やら季節メニュー報告・・夜も・・

 

でランチ獲得ですよ。

 

上司が変わって最初のランチ報告・・0件・・

 

「えっ・・」って感じ。

 

さすがにやばいなと思って4食買いました・・2千円くらい・・

 

先に結果いうと注力した結果・・40食まで出る店に替わった(笑)

 

「えっ・・」って感じ。 0食→40食だもんね笑

 

でもね、半年くらい掛かったけどね。

 

何したかって・・それはエリアの獲得数多い店の店長に聞きまくった笑

上司も手伝ってくれたし聞きまくったし、上司が週報(本社へ出す書類)を店長にも共有したり、本社からの全国のデータも共有したりしてくれた。

で1個1個手探りで実行していった。

 

まあいままでやってなかったからね。

フロントに毎日ディスプレー用のランチ置いたり笑

机のメニュー表をどっかのチェーン店みたいに開けて立てたり笑

スタッフへ案内時はもちろん、テーブルへお勧めさせにいったり・・

もちろん自分もしっかり関わってやっていった。

 

1カ月くらい立つと常連もついてきて10食くらいはでるようになって、稀に20食近くまで伸びるようになってきた。

 

労働時間が半端ないことになってきてまあ朝~晩まで働いて報告、報告。

うーん、他の店舗もそんな感じなんと思って新しくエリア編成で入ってきたM店長に聞いた・・

M店長「報告・・全部スタッフにメールでやらしてるよ。居るときはやるけど・・」

自分はまたやっていた。全部自分でしょい込んでいた。

M店長から教わり、自分の店でも同じ方法でやっていった。

最初は報告が届かない時もあったけど、すげー楽。

 

スタッフにメール報告させた結果、スタッフ自身にも変化があった。

責任感が芽生え、ランチの獲得数が増えていった、それはウナギのぼりに・・笑

 

次回、季節メニューでトップを取れ!!

 

読んでくれてありがとうございます。

 

着任後5万人集客した! 凡人店長の手腕 第4回

スタッフ教育・・

着任後、時給を上げスタッフ確保と感謝を伝え定着率が伸びていったが・・クレームが増えていった。

本部からはマニュアルが配信されていたが、非常に分厚いマニュアル、こちらも教育されるスタッフもやる気を削がれるレベルだった。

過去言われたことを少し思い出した・・

【フィルターに掛かったことをやれ!】

そうか!教育もいまできてることはいい、できてないことを教えていけば・・でもマニュアルを作り直すのは時間が・・ない。

スタッフS「店長、C店舗G店長からお電話です!」

おお、なんてタイミングだベテランのG店長なら・・

自分「ご相談があるのですがスタッフの教育のマニュアルってどうしてますか?」

G店長「あるよ、C店でずっと使われているのものが、俺はなんもしてないけど・・」

自分「ください!」

C店のマニュアルを基礎に本部からのマニュアルと現在の通達変更を加味し5ページほどのマニュアルを作り上げた。

そして既存スタッフには再度確認の意味、新スタッフには使用し教育を行った。

が…クレームは減らなかった・・

作ったこと教えたことに満足し確認を怠っていたのだ・・PDCA

店内巡回の際にはスタッフを後ろから見てその都度、修正を掛けた、できているスタッフは褒めた。あとから気づいた。OJTなんだと・・

スタッフ教育が進むとなんと売上が上がっていった!

スタッフが余裕を持って仕事ができるのでお客様にも良い接客ができ売上が上がっていった。そしてクレームは減っていった。

スタッフ教育ってのは本当に永遠のテーマと思う。10年たっても同じことをいう自分がいてまあ凡人なんで・・スタッフは入れ替わるし、確保や募集のタイミングも大事。

なにより成長には個人差があるのでお客様と思って長い目で教育した。

教育するスタッフにも相手の目線に合わせること、受ける側もメモや返事、質問をできる環境づくりも必要である。

自分が担当したA店のスタッフ平均勤続年数は2年6カ月、通常サービス業では1年未満程度が平均であるから非常に良い結果となった。

初めてのバイトで人見知り、自分を変えたいと面接にきた、T美が4年間勤務し卒業した。最後の日、初めて感謝の手紙をもらった。

「採用していっぱい話かけてくれてありがとうございます。店長のおかげで変わることができました。・・」

涙が溢れた。こちらこそありがとう

次回はランチ獲得問題勃発!

読んでくれてありがとうございます。

 

 

 

着任後5万人集客した!凡人店長の手腕 第3回

人不足・・

B店から移動し古巣のA店に異動になった。A上長の計らいでもあった。

A上長「お前を悪くも良くない普通の店舗に異動させてやろう。知っているスタッフも多いし頑張ってみろ。」自分「はい。」

A店は地区でいうと30店舗中20番目くらいの売上であったが利益は30店舗中10番目くらいの旨い店であった。

A店に戻った、スタッフ16名・・えっ・・?

自分が副店長を務めている時は25名前後いたはず・・メンバーが変わっていない・・新人がいない、店であった。

A店のスタッフは優秀だった、店長が不在でもお店の仕組みがすでに出来上がっていたので店長に頼ることなく運営ができていた。前任の店長のおかげだったが、スタッフはすでに疲弊していた。自分はそのことに気が付かず、よーし売上上げてやるぞ!と息巻いていた。

着任後、夏休みがあり年末年始があったがなんとか乗り切った。

着任後1日目で警察沙汰があり1週間で警察沙汰が3回あったが・・笑

相変わらず16名のスタッフでやっていたが年末年始はさすがに人材派遣会社へ依頼し不足を埋めた。そして3月・・卒業組が抜けた。スタッフ13名・・やばい。

4月で5名の新人を迎えたが残ったのは3名。結局16名のまま・・GWを迎えた。

本社から本部の人間がヘルプに来てくれてた。

繁忙期が終わるごとにお疲れ会があり、そこで事件が起こった。

副店長が酔っ払い、自分に物申してきたのである。

副店長「あんたはスタッフに感謝しない、薄情な人間だ!副店長の時は違ったじゃないか・・」自分「そんなことはない・・」

いやそんなことはあったのだ。

そしてやっと気が付いた。感謝しないといけなかったんだと・・みんな認められたかったんだと・・

次の日から「ありがとう。」と感謝を伝えるようにした。

そしてスタッフの為、お店の為に副店長と話し合った。

A上長に言ってA店の基本時給を上げてもらった。

年末年始には25名のスタッフが揃い、人材派遣もヘルプも要らない状況に変わっていった。

人不足解消のヒントはここにあったのか・・やっと気が付いた。本当に凡人だな・・

 

感謝を伝え、認めてあげること。

話し合い、考えること。コミュニケーション。

周りの他業種店舗との時給を吟味すること。※毎年最低時給上がってるからね。

 

本当に同じようなミスを繰り返しちょっとづつ成長していった。

次回はスタッフ教育!

読んでくれてありがとうございます。

 

 

 

 

着任後5万人集客した! 凡人店長の手腕 第2回

サービス業を続けるために・・

サービス業の離職率は高い、店長だともっと高い3年続ければ良いほうだ・・実際に自分が店長になり3年後周りを見たとき地区の店長は7割以上変わっていた。自分を最初に勤務していたA店の店長も退職していた。

約1年6カ月、B店の店長を続け、人不足、売上不振、利益減少の課題を作ったものの頑張っている自分に付いてきているスタッフ達がいることに気が付いた。

その時は前回述べた感謝を伝えられなかった。まだ自分のことばかりで周りのことがよく見えていなかった。

この1年6カ月、休んだ回数は数えるほど・・今でいえば完全にブラック・・倒れてもおかしくない労働時間・・そんな中、なぜ続けられたのか・・

一言でいうとサボるのがうまかった・・笑

当時はただそれだけ笑、あとは不屈の精神力の持ち主だった笑

店長になり2年目のころ地区自体の売上も悪くなり本社から各地区の選りすぐり?のメンバーが地区の各店に着任していった。上長も変わった。

そのA上長が新人の自分によく目をかけてくれた。

「よく頑張ったな。」涙が溢れた。

その上長からもしごき?に合うのだが笑、社会人として必要なことを色々教えてくれた。

そして地区のメンバーも新しくなり、色々教えてくれた。

当時のエリアリーダーS店長がタイムマネージメントを教えてくれた。

新人店長の自分には「?」って感じだったが、理論的にそして実践的に教えてくれた。

店長を長く続けるには休まないといけない。

その為には、日々のタイムマネージメントが大切だと。必死でS店長のマネをして理解していった。

こんなことがあった、会議で自分は必死にメモを取っていた。

A上長が話したこと、会社からの指示・・やること。

S店長が言った。「お前それ全部やんの?」自分「えっ?」

S店長「フィルターに掛かったことメモしてするんだよ。できてることはいいじゃん。」

あーそうか・・

サービス業を続けるコツ

仕事の大半は作業でできている。店長や経営者も同じでタイムマネージメントが大切である。時間管理ができれば余裕ができてくる。

全部を自分がしなくてもいい、スタッフができることはスタッフに任せればいいし出来ていることは優先順位を考えて後回しでも大丈夫。(ある種のサボり)

すべてを受け止めなくてもいい。物事を客観的に見る(一歩引いて見てみる。)

 

次回はまた人不足。

異動先でもやってしまったの巻

読んでくれてありがとうございます。

 

 

着任後5万人集客した!凡人店長の手腕  第1回

人不足の原因

着任した店で人不足を引き起こしてしまった・・あっ5万人の集客したのは後の話で・・0話の続きから・・

副店長から昇格した自分はオペレーションに絶対の自信があった、一人足りなくても自分は2名分廻せる・・過信し店長として自覚がなかった。

スタッフの事を考えず、お店を廻すことだけに執着し毎日を過ごし、大量の本部の指示をこなしていた。フィルターも掛けずスタッフへ落とし込み少しづつ、繁忙期ごとにスタッフが居なくなった。もちろんアルバイトもたくさん来たのだが採用するも長続きせず着任後半年で・・ヘルプに頼ったりし店を廻していた。

原因は簡単、自分の傲慢さが引き起こした負のスパイラルであった。。

結局、B店舗では人不足を改善することができず、売上・利益も落とし異動することになるのだが、今思えば出来ることや予兆があったな…

人不足にならないために・・

チェーン勤務の中期以降は人不足で頭を悩ますこともなく、自由に行動できるようになっていくのだが、人不足に陥らないたった一つの方法がある。もちろんすべての業種に当てはまることはないのだが誰かの役に立てば幸いである。

コミュニケーション

店長(経営者)だからといって傲慢にならないことが大切。

自分は完全に勘違いしていた恥ずかしいが店長になって3年目くらいまで・・

完全に聞くことを忘れていた。一方通行のコミュニケーションを連発し従業員の話を聞いていなかった。いや聞いてるようで自分の考えを押し付けていたのだ。

いまの時代、色んな方が働いている、それぞれの事情もある、考えもある、ましてや自分はいきなり店長となった身・・スタッフにも不安があったに違いないのに、自分の傲慢さで人の考えや思いをないがしろにしてしまった。

本来であれば、話を聞いて考えを聞いて納得させてお願いし確認するプロセスがあるのだが話も聞かず、命令し確認するという結果だけを追ってしまった。

人不足はコミュニケーションが不足しているという原因が結構多い。

いま大事にしていることは礼節と感謝。高校生であろうが、敬語で話をし、一人の社会人であることを自覚させ、意見を聞く。そして全従業員を公平に扱うように心掛けている。

それだけ?と思われるかも知れないが実際そうなのである。人を扱う仕事はコミュニケーションは避けられないと思う。

次回はサービス業を続けるコツをご紹介します。

読んでくれてありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

着任後5万人集客した!凡人店長の手腕 第0回

 こんにちわ。

自分は飲食業に長く従事していて、店長の経験が長い!!笑

そんな自分が急にブログでも書いてみようと思ったかというと新人時代から書き留めていたノートがいっぱいになり、地域の方や会社以外の方と関わることが多い、現在、なにか伝えることができるんではないかなと思った訳です。

自分が店長になったきっかけ。

自分が従事するサービス業とは飲食店で大手チェーンでした。

当時、自分はアルバイトでだった、本業もあり、許可を得てアルバイトしていました。大学卒業して22歳の頃。

23歳になり年が明けたころ本業の会社で内紛?が起こり会社が分裂しました、それに便乗して退職し、晴れてフリーターとして自分は飲食業で働くことになった。

フリーターとなった自分は生活のリズムを狂わしたくないので朝の早番の時間帯(10時~18時)でメインで働いていました。(本業あったときは中番。18時~24時勤務)

23歳秋くらいに副店長となり、25歳になった春に店長になりました。

当時、B店は店長が長続きせず自分が勤めるA店から副店長の自分がヘルプにいっていました。

ある日、チェーンの本部長がB店視察に来られるとあり自分は前日にヘルプで大清掃をしていました。当日、昼頃、A店店長から電話があり、すぐB店に来てくれと連絡がありました。急いでB店に行くと事務所で本部長が待っていて、そのまま面接らしきヒヤリングがあり、「じゃあ、明日から君がここの店長だ。頑張ってくれ。」と言い残し帰って行った・・。晴れてB店店長。。おめでとう自分・・笑 不安でしかない。

初めての失敗

店長生活が始まったわけですが・・最初の1年は休んだ記憶はあまりなし。

 

当時、B店はA店の1.5倍くらいの売上規模、地区でいうと30店舗中10位前後くらいの忙しい店でした。

副店長経験でオペレーションには自信があった自分は廻しまくったのです。

そして気が付けば、人が居なく、不足も自分で埋め、ヘルプを呼んで負のスパイラルへと入っていました。


そう自分の失敗、1個目は人不足になってしまったのです。

 

結果的にこの店では売上・利益を落とし人不足も解消することはできませんでした。

初めての失敗から恐らく20個以上の失敗を重ねたと思います。

若かった笑

 

次回、人不足の対応と対策をお話ししますね。

読んでくれてありがとうございます。